写真の話をしましょう。©たけちゃん

デジカメを買って最初にやること(0-1)

前々回、前回と

デジカメが来ましたー、と、画像の保存形式に付いて書きました。

 

今回は、[画像の記録画質とサイズ]という事についてです。

実例として、私のKiss X5を登場させていますが、記録画質の設定は全てのデジタルカメラでほぼ同じ設定方法となっています。

コンパクトデジタルカメラをお使いの方も、お手持ちのカメラの設定+取説書を見返してみてください。

それと、カメラの取り扱い説明書に必ず書いてある内容と同じことをここで書いています。

 

 

 

 

 

前回の記事で、簡単に扱うにはJPG保存がいいよ。という事になりましたが??

カメラのメニュー画面で[画像の記録画質]を開くと、色々出てきます。

CanonのEOS KissX5 1800万画素のボディです。

f:id:takephoto:20170629192144j:plain

これは、RAWでの撮影に設定している場合の画面です。

赤棒[記録画質]の下の行に

[ RAW 18M 5184×3456 [    ] ]とあります。

これは

①RAW 画像の記録をRAWで行いますよ。

②18M 約1800万画素での撮影ですよ。

③5184×3456 

 このままプリントすると、51.84cm×35.56cmの画像になりますよ。

④[   ](右端の) 入れてあるSDカードでの撮影可能枚数です。(SDカード未挿入なので余白表示)

ということになっています。

 

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※[圧縮]とは何か?

デジタルカメラでの画像には「圧縮」という言葉が付きまとってきます。(あーめんどくさい)

これは、元々の画像をデータ送信など(アップロードなど)しやすいように、データを間引いたものです。大きいサイズでの画像を取扱う場合、低圧縮の画像は情報量が多く、高圧縮の画像では情報量が少ない、というややこしい間柄です。

例えるなら鉛筆での点描画、極細芯で100の点を打って絵を描いたとします。

これの1/2圧縮というのは、細芯で50の点で同様に描写し、1/4圧縮ならば太芯で25の点で同じ絵を描いたことになります。

遠くから、小さいサイズでの鑑賞なら差はわからないと思いますが、原画を直近で観た場合では、あからさまに差がでるはずです。

ニュアンス的には、だいたいこんな感じです。

(正確には違いますよ)

 

ややこしいのは、

低圧縮→高画質

高圧縮→低画質 と反対の表記になっているところです。

 

例) NikonのD4s 

フルサイズ(大きいセンサー)で1600万画素の画像一点当たりの容量です。

RAWで撮影 40MB

TIFF     40MB (JPGの非圧縮) ←この設定は無い機種もあります

JPG (最高画質) 10MB ←1/4圧縮             

                   となっています。

 

 

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さて、実際のEOS Kiss X5での画像の記録画質の設定画面です。

カメラの中には、8GBのSDカードを入れてあります。

カード内には約400点の撮影画像が入っている状態なので、撮影可能枚数は残数になっています。

 

 

 

JPG-Lサイズ低圧縮 

f:id:takephoto:20170701233551j:plain

高画質画で1800万画素。694枚撮れます。(1枚6.4MB)

この記号はCanonさん独特の表記で、[L]のマークの左、90度丸の記号は低圧縮、

90度階段のようなギザギザ記号は高圧縮、という意味です。

 

次、

JPG-Mサイズ低圧縮

f:id:takephoto:20170701234754j:plain

高画質で800万画素。1326枚撮れます。(1枚3.4MB)

 

ぐっと小さくなって

Sサイズ(JPG)です。

f:id:takephoto:20170701235107j:plain250万画素しか使っていません。

画像サイズも1920×1280なので、普通のPCの画面と同じ位ですねー。

画像1枚で1.3MBと軽量です。

極小サイズなので圧縮率の表記もありません。

 

さて、

3種の記録画質を載せましたか、この中から何を選べばいいのでしょうか?

答えは「Lサイズの低圧縮」の一択です。

撮る側の設定では、[画質が最もよい方法]を選ぶのが基本です。

ブログ用、メール添付用などで小さい画像が必要な場合は、付属のソフト等を使って必要なサイズの画像を作って別保存します。

 

これを、「どうせブログ用だから」と足元を見て小さいサイズで撮ってしまうと、

後に「大きくプリントしたいんだけど、大きい画像ないのか?」と言われた場合に、立ち行かなくなります。

大きいサイズ、高画質で撮った画像を小さいサイズにするのはソフトで一発ですが、小さく撮ってしまった画像を大きくすることは出来ません。

写真は、「後になっても使えるようにしておく」が基本です。

 

だいたい、例にあげたKiss X5は1800万画素の高精細機ですよ。

それを250万画素しか使わないのは、なんと勿体ないことか(爆)

この記事を読んだキスデジのオーナーさんは、ぜひご自身の[記録画質の設定]を確認してみてください。(D3300の人も確認してください(爆))

 

お手持ちのSDカードの容量に合わせて画質を設定、というのは非常にもったいない使い方です。

 

 

 

次回は[カメラの連写速度と画像の容量]の予定(爆)

 

SDカードにたどり着けるのは、いつになる事やら(==;)

 

 

 

 

 

 

今日の作例(爆)

おもちに断られたのでぴいちゃんです

f:id:takephoto:20170702001431j:plain

撮影データ

Nikon D7200 + AF-S18-140 F3.5-5.6 ED VR

1/80 F6.3 ISO6400 JPG FINE 画質優先

APS-C 2400万画素なので、容量14MB サイズ6000×4000です。

 

 

 

あーめんどくさい(;==)(^▽^;)