写真の話をしましょう。©たけちゃん

フィルムで撮ってみました(1爆)

F2を久しぶりに動かしてみました(爆)

 

先日の写真教室のご参加者(若い方)さん、フィルムを使った撮影について

・デジタルより色あせた感じに写る

・全体的に、ソフトフォーカス(?)になる

・写真の中央辺りがのみ明るく撮れる

というものだと思われていたのを目の当たりにしました。

 

フジの[写ルンです]が密かに流行っていて、撮影後は現像はするけれど、プリントせずにデータCDでネットに上げているという記事をみました。

今は、写真はPCなどで観るのが基本なのですが、ネガフィルム→CDへデータ書き込み時に、本来の画と違ってくることも多々あります。

(フジのデータCDは約220万画素だそうです)

 

自分もフィルムを長く使っていた(と、いうよりそれしか無かった)ので、

「今フィルムで撮るとどうなるか?」をやってみました。

最後にフィルム(F2)で撮ったのは、10年とか12年前とか、そんな頃だったと思います。

当時は手持ちのモータードライブ(MD-3)も動いていましたが、現在は故障中で休眠しています。チャンス見て直そうと思ってはいますが。

 

ボディも経年(笑)で要オーバーホールの状態ですが、ちゃんと撮れるかな??

 

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フィルムとデジタルの違いは何か?

見る方法が違います(当たり前)。

それ以外に、

フィルムで撮る場合はフィルムを購入する時点で、ある程度の撮影の方向性を決めていました。

ASA(ISO)はいくつのものを使うか?

被写体によって、コントラストはどうするか?

どんな特性のフィルムを使うか?      等々。

 

デジタル同様、ISOの低いもの程、画質がよくなります。

屋外や自然光、照明下の撮影かによって、フィルムの種類(ホワイトバランス)を決めます。

予想される天候や撮影する時刻、現場の状況によってフィルムを選びます。

→人物ならコントラスト低めのフィルム、風景や乗り物などはコントラス高めのフィルム。

 

今回は、選択範囲の少ない中から、フジのSUPERIA ISO400を選んでみました。

普段はコダックのコントラスト高めので(エクタクローム)でバリバリ撮ってましたが、今回は、小鳥(ぴいちゃんとおもち)の撮影もありますので、発色抑え目のフジを選びました。

 

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36枚撮れるのでち(・◇・)

 

パッケージの裏には、情報表記があります。

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ここまでで決まる物をデジタルに例えると・・・

①ピクチャーコントロールがフィルムの銘柄で決定(肌色を基準とした標準的な色合い)

②ホワイトバランス (日中の自然光用))

ISO感度 (400)

④撮影可能枚数 (36枚)

 

②と③はデジタルを使い始めの方は毎回悩まれているかとは思いますが、フィルムで撮る場合にはこの悩みが無くなります。というよりフィルムで固定されますので、出来る事といったら、照明をちょこっと変える事と、フィルターの使用くらいでしょうか??

この①~④は、フィルムを撮り終わって別のフィルムに交換するまで固定となります。

 

さて、実際にフィルムを装填してみましょう(爆)

F2のクイックガイド(爆)

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これはF2というニコンのカメラですが、古いです。電池はボタン電池が二個入っていて、それは露出計を動かす為だけのもので、ボディ本体は全部機械駆動で電力を使っていません。

1/2000のシャッタスピードもカムとスプリングの反力など機械動作のみで正確に制御しています。

最近のF6とかは、これにフィルムの自動巻き戻しとオートフォーカス自動露出が付いたくらいで、F2とほぼ同じです。

デジタルと違って、ボディの新旧は使い勝手のみで、写真の仕上がりはレンズで決まります。なのでフィルムのカメラは故障しなければいつまででも使えます。

 

どちらかというと、55mmF1.2の方がキツイかな?

こちらも経年で、F4より開けると結像が甘くなります。

 

さて、フィルムを入れてみましょう

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裏蓋のロックを解除して蓋開けて、フィルム(パトローネ)を左側に入れます。

 

フィルムの上下の穴を巻き取り軸の爪に引っ掛けます。

巻き取り軸は指でも少しは送れますが、これは巻上げレバーと同軸になっています。

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フィルムの先端をちょっと引っ掛けて、巻き戻しクランク側で少しだけテンションを掛けて、装填時に露光したフィルムを送ります。蓋を閉めて、二枚分シャッター切って送って、その時に巻き戻しクランク部が一緒に回転すれば装填成功です。

シャッターを切って巻上げレバーを操作すると、フィルムは36mm+数ミリ(コマの間隔)送られます。この36mmとうのはネガの撮影サイズ[24×36mm]となり、このサイズはデジタル機のフルサイズ機のセンサーサイズとなります。

 

 

ネガで実際に撮影したものです(例) 24×36mm

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元々フィルムが透明な茶色なのでよくわかりませんが

実はこの中にすでに色が入っています。

 

フォトショップで反転してみました

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あまりにも古いので色褪せてますが、2200系(左の電車)はアイボリーに青帯、ロマンスカーは赤とグレーの車体がわかるかと思います。

(小田急多摩線が二両編成の頃の写真です)

 

さて、フィルムも入れた事だし、実際に撮ってみました。

実際の撮影に当たっては、55mmを古い新型のAF50mmF1.4Dを使いました。

F2のフォトミックAファインダーは視度調整が効かないのと、F2+55+私の視力の相性が悪かったので、少しだけ深めの50mmに交換して撮りました。

 

 

 

 

さてその結果はにかに?!

 

(期待してはいけません)

 

デイライト は デイライトなんだなーと再認識があったくらいで(爆)

 

 

つづく・・・